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喉に関する症状

PM2.5・黄砂(こうさ)による呼吸器疾患

PM2.5とは、Particulate Matter 2.5の略で、直径が2.5μm(0.0025㎜)以下の超微粒子物質のことです。
人間の髪の毛の32分の1程度の小さなサイズです。黄砂はこれより少し大きく、ばらつきがあるもののやはり5μm以下と言う小ささです。このようにとても小さな物質ですから鼻や口から入り、容易に気管支や肺に沈着してしまいます。工場からのススや産業廃棄物、自動車の排気ガスから出てくるPM2.5は毒性成分を持つものも少なくなく、気管支喘息や気管支炎の原因にもなります。
非常に小さな粒子であるということは飛散距離も長くなりますから中国から日本には大量のPM2.5が飛散しているのが現状です。

また黄砂も同様です。外出時に咳、痰、喉のかゆみ、鼻水、くしゃみがひどいなどの症状がある場合、これらの浮遊物質の影響もあるかもしれません。

PM2.5や黄砂が多い時には外出を控え、またどうしても外出しなくてはならないときにはマスクを着用しましょう。屋内では空気清浄機の使用が望ましいです。現在、中国では大気汚染による肺がん患者の増加が問題となり、また中国のみならず、東アジア全体においてもこの中国発の大気汚染物質による呼吸器感染症患者数が増加しています。