喉に関する症状
最近、風邪にかかった後も咳だけなかなか治らないという方が増えていらっしゃいます。ところが、風邪かと思っていたらそうではなさそうだという咳が意外と多いのです。これには大気汚染や黄砂の影響も関係していることが少なくありません。
当院では普通のレントゲンでは分からない気管炎(気管の炎症)や喉頭炎をファイバースコープ検査で確かめ、血液検査や呼吸検査を行うことでこれらの原因を明らかにし、この咳を改善させる治療を行っております。
咳と一言で言ってもいろんなタイプの咳があります。その原因から下記のようなものが考えられます。
胃酸が多すぎることで喉に逆流し、のどを刺激し咳をしてしまう。
皆さんご存じの喘息です。アレルギー、ウィルス、細菌の感染、たばこなどがこの引き金になってきます。
喘息に近い状態ですがそれぞれアレルギーに関係する度合いで診断名が変わるところがあります。呼吸器内科の先生でもエキスパートの先生でないとなかなか診断しにくいものです。
タバコの煙など有害なガスを長年、吸い続けると肺そのものがつぶれ出し、しつこい咳が出続けるというものです。
鼻の調子が悪く、ずっと畜膿やアレルギー性鼻炎を患っている人にとって、鼻から喉に垂れてくる鼻汁(後鼻漏)が気持ち悪くなり、これを出すために咳払いするというものです。
精神的にストレスがたまったり、うつ傾向になる時にもしつこい咳払いが出たりします。
本当には喉に何も引っかかっていないし、乾燥もないのだけれど、気持ち悪くなりしつこく、しつこく咳払いをし続けるというものです。
良性の腫瘍で癌になることはほとんどありません。
一旦、咳払いのしすぎや胃酸の逆流で喉にこの腫瘍ができると、また気持ち悪くなり咳払いが続くというものです。
百日咳や肺炎クラミジア、肺炎マイコプラズマなどの咳を伴う細菌やその仲間によって起こる咳です。かなりしつこいもので、百日咳などは読んで字のごとく3カ月ぐらい止まらないものもあります。